不登校新聞

401号 2015/1/1

相次ぐ「早期発見・早期対応」策、文科省不登校フォーラム報告

2014年12月26日 16:52 by shiko
2014年12月26日 16:52 by shiko


どう動くFS政策


 11月28日に開催された「文部科学省全国不登校フォーラム」。この日のフォーラムでは、文科相によるあいさつ、演出家・宮本亜門氏による講演、パネルディスカッションが行なわれた。
 

宮本亜門氏 自らの不登校を

 
 この日、下村文科相は、自身が宮本亜門氏の講演を希望していたことを明かし、その理由として「不登校、ひきこもり経験があったからこそ、いまの活動につながっているのではないか」と話した。宮本亜門氏は講演で、幼少期から舞台に憧れていたことに触れ、しかし、そのことが学校や同級生に理解されず、苦しんだ経験を語った。
 
 その後、行なわれたパネルディスカッションでは、コーディネーターとして森田洋司氏が登壇。森田氏は、2002年の「不登校問題に関する調査研究協力者会議」の主査を務めている。そのほか、パネラーには、現役の学校長、スクールカウンセラー、養護教諭、民間の相談員、全国適応指導教室連絡協議会会長が登壇した。パネラーからは、相次いで「不登校の早期発見・早期対応、未然防止」の必要性が訴えられた。具体的にあげられた早期発見・早期対応への必要な対応としては「登校しぶりからからの対応」「キーマン設置」「行事など部分登校の催促」「職員や関係機関との連携」「こまめな家庭訪問」など。
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