連載「東日本大震災を考える~市民団体の動きは、いま~」では震災後、被災地支援にあたっているNPOなどの市民活動を紹介している。今号は今回の震災でも甚大な被害を出した宮城県にて活動しているNPO法人「杜の伝言板ゆるる」の取り組みを追った。
「杜の伝言板ゆるる」は宮城県で活動を展開しているNPO団体。ボランティア・資金などの支援を求めるNPO側と、それらを提供したいと考えている市民・企業・行政をつなぐ情報誌の発刊を目指して1996年に発足した。
おもに福祉分野で活動していた10の市民団体が連携して編集部を設立し、1997年に準備号を発刊。その後、誌名を月刊『杜の伝言板ゆるる』と改名し、2002年には6000部を発行するにいたり、無料配布にも踏み切った。
東日本大震災で比較的被害の少なかった「杜の伝言板ゆるる」では中長期的な支援を展開していくため「被災NPO復興支援室」を立ち上げ、被災したNPOの復興に向けた支援を始めている。
また、被災直後から県内のNPOの被災状況の取材を重ねている。震災から2カ月、現地の状況はどうなっているのか。
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