前回に引き続き、2011年秋に発表された「不登校追跡調査」に触れながら考えていきたい。この調査では、2006年時点で中学3年生だった不登校の子どもの進路状況などを明らかにすることに主眼が置かれている。
 
 本調査では、不登校の子どもたちの施設の利用状況(複数回答)についてもまとめられている。最多は「病院・診療所」で24・1%だった。次いで▼「教育支援センター(適応指導教室)」(19・7%)▼「民間施設(フリースクール等)」(8・8%)だった。なかでも特筆すべきは、「教育支援センター(適応指導教室)」だ。1993年に全国で372カ所あったセンターは、2006年時点では1164カ所と3倍以上に増えていた。しかし、「設置数に比して利用者が増加していないという課題もある」と報告書には書かれている。加えて、「教育相談所・児童相談所」の利用状況についても、1998年の前回調査と比べて10%減少している点などは今回の調査の特色と言える。

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