2016年は国が不登校調査を始めて50年目という節目にあたります。本紙でも「不登校50年証言プロジェクト」という取り組みをスタートしました。その際に「これを読んでおくとちょっと助かるぞ」という1冊をご紹介します。
 
 「不登校50年」と一口に言っても、その間にどれだけの子どもたちが不登校とカウントされたのか。1966年から2015年までを合算してみると、じつに320万人を超えるんです。調査開始当初は1万6000人あまりだった不登校も今では12万人と、7倍以上に。深刻な少子化が叫ばれるなかでの出来事です。
 
 一方、不登校に付随して語られる問題も大きく様変わりしてきました。最近では「発達障害」が大きな注目を集めていて、「小中学生の6・5%に発達障害」なんていう調査結果(2012年)を文科省が示しています。それもあってか、「発達障害が増えている」なんてことを言う人もいます。本当にそうでしょうか。たかだか50年程度で、子どもが生物学的に、変わってしまうなんてことがありえるのか。


この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。