不登校新聞

349号(2012.11.1)

不登校の歴史 第349回

2013年07月19日 14:49 by shiko


 2007年、この年注目されたのが「長田塾裁判」の控訴審判決であった。

 「長田塾」とは、不登校・ひきこもりの子ども・若者を預かり、名古屋市内に設置した八事寮に入寮させ、人権無視の矯正活動を90年代から行なっていた団体である。不登校の親、市民の会、フリースクール関係者は早くから批判していた。しかし、「どんな手を使ってでも直したほうがいい」という世論や、長田百合子塾長を講師に呼んで講演会を開く学校・教育委員会が後を絶たず、マスコミももてはやしたため、その存在は全国に知られていった。

 01年4月、H県で高校生男子が不登校になり、心配した母親は、テレビで知った長田百合子氏に相談。八事寮への入寮をすすめられた。母親はその男性の気持ちを聞かず、入寮を約束。長田氏らは男性の自宅居室にいきなり押し入り、入寮を嫌がる男性に対し、6時間にわたって脅したり、すかしたりしたのち、八事寮へ連行した。何の説明も受けていない男性からしてみれば、拉致および強制入寮であった。
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