不登校新聞

507号 2019/6/1

「不登校はズル休みじゃない」16歳の当事者が今伝えたいこと

2019年05月28日 12:09 by kito-shin

 今回執筆した相良(さがら)まことさんは、不登校に対する差別や偏見が当事者に罪悪感を与え、苦しめていると感じている。相良さんの思いを書いてもらった。

* * *

 「新しい元号は令和であります」。私はこの歴史的瞬間を見届け、「新元号、いいね」「いや微妙」「次の仮面ライダーは令和ライダーか」など、世間の反応を眺め、楽しんでいた。

 そんななか、元号も変わったというのに、なぜ世間はいまだに不登校というワードに「ズル休み」「悪いこと」というイメージを持っているのか、との思いが私の頭をよぎった。

 「うつ病は甘え」と同様にこの凝り固まった風潮は根強いと思われる。それゆえに学校でつらい思いをする子どもに対しても親は登校を促し、「学校復帰」を押しつけ、そして子どもはようやく不登校になっても罪悪感に悩まされてしまうのだ。

 「学校はつらくてもがんばって行く場所」との考えや状況がつくり出され、子どもは「せっかく休んだのに心が休まらない」ことになっていると、当事者としては感じる。

中1ギャップで

 私は、小学校時代、不登校という概念さえも知らずにいた。しかし、中学入学で環境が変わり、いわゆる「中1ギャップ」から、入学してまもなくパニック症を患った。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

【世界一受けたい授業出演特集】不登校から東大、リクルートへ ありがたかった母の対応

552号 2021/4/15

小6の私の心に突き刺さったのは、担任からの思いがけない言葉

552号 2021/4/15

他人の目を恐れてた中学生の自分に28歳になった今伝えたいこと

552号 2021/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

552号 2021/4/15

学年別でみるといじめのピークは小学校2年生。低学年のいじめとはどんなものな...

551号 2021/4/1

みんながあたりまえにできることが、自分だけできない。そんな生きづらさは「発...

550号 2021/3/15

岩手県で不登校や引きこもりに関する居場所や相談などの活動をされている後藤誠...