不登校新聞

507号 2019/6/1

“隠れ不登校”は4人に1人、中学生1万8000人にLINEで調査

2019年05月28日 12:42 by kito-shin

 

 5月3日~5月9日にかけて中学生1万8000人に対しNHKが調査を行った(調査協力・LINEリサーチ)を実施した。

 調査では1万8000人を「不登校群」「不登校傾向群(隠れ不登校)」「その他」と区分をしており、さらに不登校傾向群は「教室外/部分登校」と「仮面登校」に大別している。

 前者は「保健室などの別室登校をしている子ども」が該当する。「教室にいるものの、学校へ行きたくないとほぼ毎日考えている子ども」は後者にあたる。

 両者を比較すると、大きなちがいがないことがわかる。

 不登校の要因について、「いじめを受けた」と答えたのは「教室外/部分登校」が12%、「仮面登校」が8%だった。「教員との関係」については、「教室外/部分登校」が13%、「仮面登校」が14%と、ほとんど差は出なかった。

日本財団の調査

 「不登校傾向」については、日本財団が昨年12月、中学生6500人を対象に行なったインターネット調査結果を発表した。調査によると、「不登校傾向」にある中学生は10・2%との結果が出ており、全中学生のうち、約33万人が「不登校傾向」にあると推計された。

 一方、NHK調査では、「不登校傾向」にある中学生の割合は23・6%となっており、全中学生のうち、約74万人にあたる。いずれの調査でも、この結果を「隠れ不登校」と捉えており、ここに「不登校」を足すと、中学生のうち、44万人から85万人が「不登校」および「不登校傾向」にあると推計できる。(東京編集局・石井志昂)

関連記事

不登校の子が通う学校外の公的な場、半数の自治体は「設置しない」意向

510号 2019/7/15

出席認定は学校ごとにばらつき、フリースクール通学に格差

509号 2019/7/1

教育機会確保法から2年、行政と民間が連携しない理由

509号 2019/7/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

512号 2019/8/15

樹木希林さんの娘・内田也哉子さんと本紙編集長の対談。亡くなる前につぶやいた...

511号 2019/8/1

今も母親との関係に悩みを抱える元アナウンサー・小島慶子さん。同様の悩みを持...

510号 2019/7/15

参議院議員通常選挙に際し、『不登校新聞』では各政党に不登校に関する現状認識...