「出席扱いとすることにより、不登校が必要な程度を越えて長期にわたることを助長しないように」などと、10・25通知の別記にあるのだが、こういう文を見ると、法律ができて、やむを得ず学校復帰を前提とはしないようにしているが、何か子どもの不登校について、ほんとは理解していないんだな、と感じる。
出席扱いすることで、いい気になって、登校しなくても出席になるから休みを続ける子がいると想定できる、という場合の言葉だろうと思う。
それって、子どもに失礼なことだ。また「不登校が必要な程度」ってなんだろう。単純に疲れたとかで休んでいる場合は、疲れが取れればもう休みは必要ではない、と言えるが、不登校で休んでいる場合、必要な程度ってあるのだろうか。
また、学校以外の学びの重要性を認めているのに「長期にわたる助長」という言い方は、それと矛盾するのではないかという疑問もわく。
これは、ひきこもりがちな期間が長期化しないように、という意味かららしい。文科省発出の言葉もよいところは大いに活用し、問題を感じるところは鵜呑みにしないことである。
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