不登校新聞

356号(2013.2.15)

第3回「親は一番身近な社会」

2014年02月13日 15:34 by kito-shin


◎連載「ひきこもるキモチ」

 自殺未遂で精神科に入院したあと、以前から通っていたメンタルクリニックで、両親は医者と1時間ほどじっくり面談した。クリニックから帰ると、妙に優しく「先生には時間がかかると言われた」とだけ言い、その後しばらくはとやかく言ってくることはなかった。

 僕はその反応を見て、少し拍子抜けしてしまった。わが家は、風邪をひくと露骨にいやな顔をして、「日ごろの体調管理が悪いからだ」と言い放って、ろくに心配もしない家だった。働けずに精神病院に入院するなんて、よっぽど責められるにちがいないと思ってたからだ。父は独善的なところが強いが、一方、権威には弱いところがあり、医者の言うことだから納得できたんだろう。
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