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著者の広木克行さんは現在、神戸大学名誉教授。一方で、長崎や兵庫などで活動する「不登校の親の会」にも相談員としても長年関わってこられた方です。本書では、これまで出会った子どもたちとのやり取りも掲載されています。
とくに印象深いのは、ある女子中学生のエピソード。不登校になった彼女は中学1年生のとき、ロープを片手に母親を追いかけるようになりました。「これで私を殺して」と言うのです。
成績はつねにトップクラスで先生のウケもよい、いわゆる「良い子」。
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「この歪んだ社会では『逃げること』以外に貫ける正義はないよ」。『みんなうんち』…
今回は数々の高校の立ち上げに携わり、不登校の子の進学事情にもくわしい時乗洋昭さ…
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