連載「ただいま別室登校中!」vol.14
不登校になり、一日中部屋を暗くしてベッドのなかで横たわっている“泥”のような状態だった私。ですが、“泥”のような状態で数週間すごしていたおかげで、「少しは動いてみよう」という意欲や、これからのことを考える気力が生まれてきていました。
一方、私の両親は、担任の先生とのあいだで、私を学校へ復帰させようと、何度も話し合っていたそうです。そのことはあとから知りました。
両親と担任は、私を少しの時間でも登校させ、学校にいる時間を徐々に伸ばしていこうという計画を立て、私もその計画を聞きました。私自身も「このままずっとベッドに寝ているわけにもいかない」と思い、とりあえず登校してみることにしました。
いざ校門をくぐると
ところが、いざ校門をくぐってみると、早くも昇降口で足がすくんでしまい、お腹が妙に痛くなってくるのです。
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