自身の不登校経験をマンガにしてネット上で発表している、りゃこさん。次号より本紙でも連載が始まる彼女に、自身の経験やマンガについて書いてもらった。
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私は今年で29歳になります。長い不登校生活ののち、社会に出てからも、つらいことの連続でした。それでも今は、大好きなマンガで自分を表現することができています。「不登校でもこんな生き方があるよ」と伝えたくてこの文章を書きます。
小学1年生の秋、運動会が終わった直後から私は学校に行けなくなりました。はっきりとした理由はよくわかりませんが、みんなに合わせることが苦手だったり、決められたことをその通りにやる学校という場に閉塞感を感じていたんだと思います。
その後、高校3年生まで、一時的に保健室登校していたこともありますが、ほとんどは家にいました。「なぜ自分はほかの人と同じことができないんだろう」と、毎日自分を責めました。
その思いは、社会に出てからも続きました。アルバイトを始めましたが、すぐにしんどくなってやめてしまう、ということをくりかえしたのです。「私は弱い。このまま生きている価値があるんだろうか」と、ひたすらネガティブな考えに支配されていました。
ツイッターで発表
しかし、不登校のあいだも、バイトにヘコんでいるあいだも、ずっと続けていたことがあります。
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