ひきこもり当事者、しょーたろーさんは、自宅にいながら人と交流する方法を考え、人を自宅に招き料理をふるまう「ひきこもり食堂」を開催した。やってみて気づいたことなどを書いていただいた。
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僕は26歳のひきこもり。高校2年の冬から、おおよそひきこもって生活しています。出かける場所もお金もないので毎日自室でPCをしたり、ゲームをしたりしてすごしています。生活はそれなりに快適なのですが、困ることもあります。ときおり無性に誰かと世間話がしたくなることです。
しかし、ひきこもり当事者が集まるコミュニティスペースに出かけるのは交通費がかかるし、何より外に出なきゃいけない。とはいえSNSでやりとりするのは、なんか「しゃべっている感」がない。なので、なんとかして家から出ずに他人と対面で交流できないかなあと考えていました。
ひらめいたのは
そしてひらめきました。「人を自宅に招いちゃえばいいんだ!」と。これなら僕は外に出ないで家で待っていればいいのです。
しかし、ただ「ヒマだから遊びに来てください」では誰も来てくれないと思ったので、ちょっとしたイベントをしたらいいのでは、と考えました。いま話題の「子ども食堂」にちなんで、「ひきこもりが手ごねハンバーグをつくってふるまう会、『ひきこもり食堂』をします」と知人に呼びかけてみたのです。
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