不登校新聞

498号 2019/1/15

いよいよ本格的議論 不登校の歴史vol.498

2019年01月10日 17:32 by kito-shin
2019年01月10日 17:32 by kito-shin



 2015年8月11日、「超党派フリースクール等議員連盟」と「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」は、第2回の合同総会を開催した。

 これは「多様な教育機会確保法(仮称)」にとって、第1回合同議連でたたき台として示された馳座長試案に対して8回の立法チーム検討会を持った内容を踏まえ、いよいよ合同議連として、どういう目的・理念・内容にしていくか、本格的議論がなされる重要なものだった。そして、傍聴していてもおもしろかった。
 司会は、フリースクール等議連事務局長の林久美子氏、あいさつと立法チームにおける法制化の検討状況についての報告を夜中議連会長でありフリースクール議連幹事長の馳浩氏が行ない、あとは、ずっと各党の議員による質疑応答・意見交換が活発に行なわれた。

 当日資料には、参加者名簿が記されており「省庁関係」では、文部科学省からは、前川喜平氏(文部科学審議官)、藤原章夫氏(大臣官房審議官)、亀田徹氏(初中局視学官・フリースクール等PT)、総務省から、自治行政局市町村課の海老原課長と山本主査、法制局から板屋第三部長と望月副部長の出席があった。「関係団体」としては、フリースクール・オルタナティブ関係者9名、夜間中学関係者7名の参加だった。

 はじめに「未定稿」として条文案が示され、タイトルは「義務教育の段階に相当する普通教育の多様な機会の確保に関する法律案」となっていた。同時に概要と2枚の図表が示され、検討チーム報告のポイントについて説明があった。

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