作者・りゃこさんの不登校をコミックエッセイにした「私の不登校ものがたり」です。
高2に進級してまもなく、体の調子が悪くなりはじめました。高1の時点で感じていた、でも見て見ぬフリをしていた疲労感がどっと押し寄せてきたのです。病院で検査したものの、体には異常なし。その後も時間が経てばと自分をだましながら登校していたのですが、それも長くは続きませんでした。耳鳴りや被害妄想、授業中に頭が真っ白になって気持ち悪くなったり、しんどさがエスカレートしていったのです。先生や友だちに助けを求めたいけれど、弱い自分をさらけ出すことに抵抗があり、相談しないまま日々がすぎていきました。結局、限界が来てふたたび不登校になりました。学校へ行くエネルギーが枯渇している。でも、休めば休むほど、単位が足りなくなって留年するかもしれないという現実も迫っていました。(りゃこ)
■著者近影
【プロフィール】
1989年生まれ。小学校1年生から高校3年生まで不登校。自身の不登校を漫画にして、ツイッターで発表している(@ryakoko)。漫画は2018年、朝日新聞のWEB企画「with news」にて、入賞作品に選ばれた。
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