学校の「グループ内の人間関係に苦しんできた」という矢陽有莉(やぴ ゆうり)さん(16歳)。学校内で起きたことや、不登校になってから自信を得るまでの経緯を執筆いただいた。
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私は中学2年生の冬休み明け、ぱったりと学校へ行けなくなりました。
もともと私は、小学校4年生ぐらいから学校の「グループ」が苦手でした。それは、グループのなかにいるとたくさんの「しなければいけない」が降りかかってくるからです。
「しなければいけないこと」とは「空気を読んで、中心にいる子の意見に合わせなきゃいけない」とか「なるべくいっしょにいる子の足を引っ張らないよう器用にこなさなきゃいけない」といったことです。
そして、グループから一歩でも離れれば、もう戻れなくなる気がして、自分だけ取り残される気がして、ひとりですごす休み時間は心が休まりませんでした。
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