不登校新聞

534号 2020/7/15

コロナ休校明けに「行きづらい」と感じてる子の心境は

2020年07月13日 17:06 by shiko


10代から話を聞く中川翔子さん


「コロナ明けの学校が、こんなにしんどいなんて」

「学校もういやしんどい、コロナがなかったらこんなにつめつめじゃなかったのに」

 休校明けの学校で苦しんでいる子どもからの声が聞かれるようになりました。「家に居場所がないから、休校中よりはマシ」という子もいますが、各地のフリースクールからも「学校へ行きたがらない子の相談が増えてきた」「子どもが突然の体調不良を訴えて戸惑っている親が多い」などの声も聞いています。

 休校明けの学校では「詰め込み」で授業を進めているところも多いようです。

 小学4年生の子どもを持つ親によれば、休校が長引いたことによる穴埋めのため、月曜日から金曜日までは、週7時間授業を含む6時間以上の授業。土曜日も例年どおり半日は授業が組まれています。授業内容は主要教科がメイン。体育や音楽など、子どもにとっては少し息抜きになるような授業は減らされているそうです。また、ふだんよりも多い授業に加え、宿題も普段より多く、子どもたちから見れば、授業数も授業内容も「つめつめ」の状態みたいです。

 授業のことだけでなく、分散登校や感染予防などの環境変化も、子どもたちにとっては重圧になっています。そこで休校明けのようすを知るべく、タレント・中川翔子さんと共にフリースクールの「昼間の塾 フレップ」(東京都八王子市)へとうかがいました。中川さんは「いまの子どもが置かれている状況を知りたい」と考えており、今年に入ってから3度目のフリースクール訪問です。

 今回は5人の10代にお話を聞きましたが、編集時間の都合上、休校明けから行きづらくなったという3名の方のお話を掲載します。

 

■中学2年生の女子生徒の話

 私の中学校でも分散登校がありました。出席番号の奇数と偶数にわかれて行ってましたが、すごく仲のいい友だちと別れてしまったんですね。なので分散登校中はいっさい行けなかったです。

 それと最近の授業はすごく早くなりました。コロナが始まる前は、教科書2ページ分ぐらいづつ進んでいたのが、いまは6ページぐらい。なんていうか3倍ぐらいのスピード授業が進んでて、今度のテストもすっごい範囲が広いです。短時間でやったから全然、頭にも入っていないし、先生もすごく焦っている感じでした。

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