不登校新聞

581号 2022/7/1

ひきこもりって悪いこと?2人の専門家に聞くひきこもりの現在地

2022年06月27日 15:45 by kito-shin
2022年06月27日 15:45 by kito-shin

 ひきこもりは悪いことか。ひきこもりをめぐる状況はこの20年でどう変わったのか。ひきこもり支援の現状はどうなっていて、今後の課題としてどのようなことがあるのか。20年以上に渡り、ひきこもりに関わり続けてきた一般社団法人「ひきこもりUX会議」共同代表の林恭子さん、松山大学人文学部教授の石川良子さんは昨年末、それぞれひきこもりに関する単著を出版された。今回はそのお二人をお招きし、ひきこもりの現在地、今後の課題をめぐり、お二人はどう捉えているのか。ひきこもりのこれまで、これからを語っていただいた(※写真左から石川良子さん、林恭子さん)。

* * *

――著書を通じて伝えたかったことからうかがいます。林さん、お願いします。

(林恭子、以下林)ひきこもりに関する誤解や偏見を解きたいというのがもっとも伝えたかったことです。そのために「当事者の思いを知ってほしい」「ニーズに合った支援をしてほしい」ということを、当事者の周囲にいる家族や支援者に向けて「発信」したかった。ただし、葛藤もありました。『ひきこもりの真実』という本の見出しがストレートすぎるうえに、私はひきこもりの代表でもなければ、私ごときが真実なんて語れるわけがないと思っていたからです。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

直近5年で倍増した小学生不登校背景にある生きづらさの低年齢化

567号 2021/12/1

学校再開後に強まる「元どおり」内田良氏が提言する登校以外の道

567号 2021/12/1

「不登校」は心の問題なのか。河合塾講師が考えた末の結論

565号 2021/11/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

583号 2022/8/1

「不登校は心のケガ」と話す不登校専門カウンセラー・阿部伸一さん。心のケガを癒し…

582号 2022/7/15

小学校1年生から中学3年生まで不登校だった中村隼人さん(21歳)。高圧的な態度…

580号 2022/6/15

小学4年生から始まった過酷ないじめ。困窮を極めた家庭生活。そんなどん底の生活の…