不登校新聞

581号 2022/7/1

私が中学校を休学したかった理由

2022年06月28日 17:24 by kito-shin
2022年06月28日 17:24 by kito-shin

 「不登校の期間中、中学校を休学したい」。神内真利恵さんは、ある本との出会いをきっかけにそう考えたという。結局その願いが叶うことはなかったが、高校・大学へと進学するなかで、中学校側の対応に疑問が生まれたそうだ。休学を望んだ背景と思いを書いていただいた(※画像はイメージです)。

* * *

 小学生のころ、『もう一度六年生』(小嶋雄二著/新日本出版社)という児童書を読んだことがあった。タイトルのとおり登校拒否をしていた子が、小学生の期間を1年延ばして、もう一度小学6年生として学校へ通う話である。この本は小学校の教員によって書かれたフィクション小説だが、実際に主人公と同じようなケースで通った子の事例が、あとがきで紹介されていた。「そんなことできるんだ」と当時の私はぼんやり思った。

 ときは過ぎ去り中学1年生の夏から不登校になった私は、ある日、この本の存在をふと思い出し、「主人公と同じことはできないか」と考えた。このまま義務教育を学ばず卒業するより、しっかり履修したうえで卒業するほうが、あとから役に立つと思ったためだ。

 さっそく私は中学校に問い合わせてみたが、いっさい回答が返って来ない。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

中学は生徒会長、高校は不登校 苦しさの根底にあった父親の呪縛

591号 2022/12/1

不登校で不安障害だったサッカー選手が不登校の子に伝えたいこと

591号 2022/12/1

【全文公開】小中高すべてで不登校した私が高認に合格するまでの10年間

590号 2022/11/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

591号 2022/12/1

勉強ができ、中学では生徒会長も務めた中村勇樹さん(仮名・22歳)。しかし高校入…

590号 2022/11/15

小学5年生のときに不登校した山下優子さん(仮名)は、その後、「ふつうになりたい…

589号 2022/11/1

小・中学校で不登校、高校では中退を経験しながらも、25歳の若さで市議会議員に当…