日本人1人あたりが年間およそ2キログラムも口にしている調味料、マヨネーズ。いまやその消費量は、アメリカに次いで世界第2位だ。そんなマヨネーズがどのようにつくられているのか。子ども・若者編集部のなかでも選りすぐりの「マヨラー」4人が、東京都調布市にあるキユーピー仙川工場に向かった。
国産初となる「キユーピーマヨネーズ」が売り出されたのは1925年。
キユーピー株式会社の創始者である中島董一郎氏が日本人の体格向上のため、当時の輸入品に比べて2倍の卵黄を用いたマヨネーズをつくろうと考えたのがきっかけだった。
生野菜を食べる文化がなかった発売当時は非常にものめずらしく、整髪料のポマードとまちがえて髪に塗った人もいたという。その後、食文化の西洋化が年々進み、マヨネーズは日本の食文化に広く浸透していくこととなったのだ。
駅から徒歩5分という好立地にキユーピー仙川工場はあった。工場内へ向かう道中、すれちがう人がみな、作業着に身を包んでいる工場独特のあの雰囲気。テンションが上がらないわけがない。
工場内へ入ると、さっそく、「高速割卵機」のお出まし。「キユーピーマヨネーズ」の原料は大まかに言って、卵と植物油と酢であり、巨大な専用タンクで調合されるのだ。
読者コメント