遊びを通して体をほぐし、周囲とふれあうことで心をほぐす――。今回は、演劇という表現活動を通じて、市民と大学が連携を図るなかで進められているワークショップ(TFT)について紹介する。
「演劇」という自己表現を通して、不登校の子どもたちどうしのつながりや居場所をつくることを目的としたとり組みが兵庫県で行なわれている。「Teenagers Free! Theater」(以下、TFT)という名で始まったこの活動には、公募で集まった小学生から高校生までの不登校児童生徒、もしくは学校に行きづらかった経験を持つ子どもたち20名ほどが参加している。そのほか、大学院生や地域のボランティアなど、30名ほどのボランティアスタッフが支援するなかで、脚本や演出など、一からすべて手づくりの演劇活動を行なっている。
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