不登校新聞

399号 2014/12/1

当事者手記 親が知らない不登校の葛藤

2014年11月28日 12:52 by kito-shin


 「自分は学校にも行ってないし、なにもがんばってないんだから、せめて早起きしなくちゃ。なにか価値のあることをしなくちゃ」。 そう思って、よく早起きしようとしていた。
 
 でも夕方に起きたのだから夜は眠れない。朝はやっぱり起きられない。「朝起きられなかった分、24時間起き続けて次の夕方に寝よう、そうすれば次の次の朝こそ起きられる」と思って、よく徹夜をしていた。
 
 朝8時ごろ、父親が会社に行く音を自分の部屋のなかから聞くと、なにか一区切りついた気がして疲れて寝てしまう。次起きるのはまた夕方だ。
 

生きてるだけじゃ認められない

 
 子どものころはずっと学校にも行ってないし、ほとんどひきこもりだった。だから本当は早起きする必要なんて少しもなかった。
 
 でも何か社会的に認められる価値のあることをしなきゃいけないと思っていた。だから早起きしようとした。
 
 徹夜中はずっと絵を描いて「何かに追われながら成し遂げている」状態を自らつくっていた。とにかく自分が生きていることに意味や義務や価値がほしかった。
 
 私は自分が生きているだけで自分を認められない。今でも「○○していないから○○しなくちゃ。○○ができてないから○○はしちゃいけない」と自分で自分に制裁を加えてしまうくせがある。
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