不登校新聞

215号 2007/4/1

【公開】道草ができなくなる社会/GPS携帯保持

2015年08月05日 15:01 by kito-shin
2015年08月05日 15:01 by kito-shin
 結局は子どもを四六時中見張って、危険で不健全なコースに行かせないようにしようということですね。ある子がいつもは行かない道にはいり込んだとします。そこで面白いものを発見し、次の日もまた次の日もそこへ行く。お母さんは携帯情報から普段とちがう子の行動を知り、「どうしたのだろう?」と心配し、学校や専門家に相談するかもしれません。そして「どうした?」会議が開かれ、何らかの「問題行動」にいたるサインと判断されてしまう。これではその子どもこそ「いったいどうしたのだろう!」と思うにちがいありません。ですが、これは十分にありえることです。2、3日「ぼーっとしている」ということだけで担任・カウンセラーがその子の分析をしはじめる学校が現に存在するのですから。「心の安全」や「危険防止」のために徹底的に見張られ、なんらかの危険なサインはないかと探られる。今回の改正案はこういった事態を広げていくことでしょう。

※エイプリルフール企画です。

関連記事

『不登校新聞』のおすすめ

625号 2024/5/1

編集後記

625号 2024/5/1

『不登校新聞』のおすすめ

624号 2024/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…