北九州市で小学校5年永井匠くん(当時11歳)が首をつって自殺した問題で、原因は担任教諭の体罰によるものだとして、両親が学校管理者の市に総額約8100万円の損害賠償を求める訴えを福岡地裁小倉支部に起こした。
訴状によると、2005年4月、担任の女性教諭が着任以来、匠くんに対し、頭部を殴る、耳を引っ張る、平手打ちをする、廊下に引きずり出す、蹴るなどの日常的な体罰がくり返し行なわれていた。2006年1月には、匠くんと同級生のケンカから担任に平手打ちをされたことを受け、匠くんが泣きながら帰宅。両親に「学校を辞めたい」と体罰を訴えた。教育委員会はこうした事情のもと、2006年1月に担任に退職勧奨を行ない、担任は辞職願いを提出。
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