不登校新聞

211号 2007/2/1

第11回 「勝つか負けるか」二者択一の狭い価値観

2015年11月04日 16:00 by kito-shin


親の気持ち子の思い

 年末・年始、びっくりするような事件が相次いだ。前号に書いた虐待事件も、あいかわらずだが、2007年は「バラバラ」という言葉で明けたともいえる。とくにびっくりした事件は二つとも東京・渋谷で起きた。
 
 歯科医の次男が妹を殺し、遺体をバラバラにしたという。兄妹ゲンカの果てとか、取りざたされているが、まだよくわからない。
 
 2006年末から渋谷区の古い家の庭先や新宿区の路上で男性の胴体や下半身が発見されて大騒ぎになっていた。年明けてからその男性の妻が逮捕された。渋谷区という「家賃の高い」マンションに住んでいた、高学歴の夫婦だったということで、マスコミは「セレブ妻の殺人」などといった。
 
 前者は「恵まれた家庭の子どもがなぜ?」と言われ、後者は「エリート夫婦のあいだに何があったか?」などと騒がれている。私は今のこの国のマスコミが安易に使う「エリート」「セレブ」「恵まれた」などの意味がよくわからない。「セレブ」なんて、使い方もわからない。
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