不登校新聞

211号 2007/2/1

かがり火 多田元

2015年11月04日 12:15 by kito-shin
2015年11月04日 12:15 by kito-shin



 成人式と言えばわが子と日の出を海辺で眺めた「一人だけの成人式」が思い出だ。「こもる」こともその人なりの社会との関係のもち方であり、一人だけの成人式もお仕着せの式より「その人らしい」成人祝いになる。

 市の財政破綻で成人式の予算もないことから、若者たちが自らの手でやろうと立ち上がった北海道夕張の成人式が話題になった。全国から寄せられた支援の寄金をもとに開いた手づくりのささやかでなごやかな式と若者たちのさわやかな笑顔をテレビで見ていると、成人の祝いにとどまらない大きなものを成人式をつくる過程で得たにちがいないと思う。
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