不登校新聞

371号 (2013.10.1)

かがり火

2013年09月27日 11:54 by kito-shin
2013年09月27日 11:54 by kito-shin


 東北の知人から「クルミゆべし」が届いた。クルミで思い出すのは、故渡辺位さんの「クルミの実」は自ら堅い殻を割って出てくるという話だ。

 クルミの実は、人の手で割るのがたいへんなほど殻が堅いが、大地に落ちたクルミの実は、まず殻から自然に芽を伸ばし根を出す。そして、無事に大地に根をおろした実は、茎を伸ばしてやがて大樹となり、また実をつけるようになる。

 一番大切なのは、まず大地との出会いであり、大地が水分や養分を保護する力があれば、クルミという生物としての成長が始まり、木に育っていく。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…