不登校新聞

464号 2017/8/15

自由は大事だがこわいもの 国内外の教育実践者ら交流図る

2017年08月10日 13:19 by koguma
2017年08月10日 13:19 by koguma


基調講演するヘンリー・レッドヘッド氏

2017年8月1日から5日にかけて、「アジア・太平洋フリースクール大会」が東京都新宿区で開催された。韓国や台湾などのアジア圏のほか、イギリスやアメリカなど、400名以上が参加した。学校教育とは異なり、子ども中心の教育観に基づく「デモクラティック教育」に携わる関係者らが一堂に会し、各国の教育実践や抱えている課題について議論し合うなど交流をはかった。

子どもの育ちに必要な“自由”

 「自由」とは子どもが自然に育つために欠かせないものである。そう話すのは、ヘンリー・レッドヘッド氏。イギリスにある「サマーヒル・スクール」のスタッフを務めている。「サマーヒル・スクール」には400ものルールがあるという。

 多くのルールがありながら、はたして自由と呼べるのか。ヘンリー氏によれば、「自由とは、こわいものでもある。ときに、子どもたちどうしで、誰が強いかを確かめようと一線を越えることがある。だからこそルールが必要で、しかもそれらはすべて子どもたち自身でつくったものであるということが大事」なのだという。

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