ひきこもり女性だけの自助グループ「ひきこもりUX女子会」(主催・一般社団法人 ひきこもりUX会議)。女子会には北海道や九州地方など遠方からの参加も毎回あり、主催者の想定を超える反響がある。そこで主催団体は各地で女子会を開いてもらおうと、2017年9月22日~12月にかけて全国10都市で13回の全国キャラバンを展開することを決定。同時にブックレットの刊行、日本初の「ひきこもり女性実態調査」にも乗り出すという。
ひきこもりの女性は「見えづらい存在」だと言われてきた。
2016年9月、内閣府が「若者の生活に関する調査報告書」のなかで「ひきこもりの若者はおよそ54万人いる」 との調査結果を発表した。しかし、ひきこもりには「家事手伝い」「主婦・主夫」をのぞくことが定義づけられている。複数のひきこもり支援団体は、多くのひきこもり女性は「家事手伝い」でもあるため「事実上の調査対象外になることを意味する」と指摘してきた。
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