連載「親のための不登校Q&A」vol.25
子どもが不登校になってしばらくすると、先生から、「少しは学校に来たほうがいい。そうしないとますます来づらくなるから」と言われ、保健室など教室以外の「別室」への登校をすすめられることがあります。さらに、それが無理ならば、放課後に先生に会いに来るだけ、校門にタッチするだけでも……、などなども言われることがあるようです。
学校としては、子どもが学校へ戻るために学校とのつながりを切らないよう、いろいろな方法を考えてくれます。
親も子も、何か理由があって学校に行けなくなったとしても、しばらくしたら「学校に戻ってほしい」「戻りたい」「戻らないといけない」と思うもので、先生の提案に乗ってみることも多いようです。
保健室や別室に登校し、そのうち少しずつ教室へ行くようになり、最後は教室に通えるようになったという例を聞いたことがないわけではありません。でも、残念ながら、そういうケースは本当にまれです。いろんな条件が重なってくれなければ難しいのが現実です。
わが家の次男が中学校を不登校したときも「学校へ戻りたい」と強く思っていたので、最初のころは保健室登校をしました。
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