不登校新聞

464号 2017/8/15

ちょっとだけ学校へ“別室登校”ってどうなの?【不登校Q&A】

2024年03月25日 15:58 by kito-shin
2024年03月25日 15:58 by kito-shin



連載「親のための不登校Q&A」vol.25

子どもが不登校になってしばらくすると、先生から、「少しは学校に来たほうがいい。そうしないとますます来づらくなるから」と言われ、保健室など教室以外の「別室」への登校をすすめられることがあります。さらに、それが無理ならば、放課後に先生に会いに来るだけ、校門にタッチするだけでも……、などなども言われることがあるようです。

 学校としては、子どもが学校へ戻るために学校とのつながりを切らないよう、いろいろな方法を考えてくれます。

 親も子も、何か理由があって学校に行けなくなったとしても、しばらくしたら「学校に戻ってほしい」「戻りたい」「戻らないといけない」と思うもので、先生の提案に乗ってみることも多いようです。

 保健室や別室に登校し、そのうち少しずつ教室へ行くようになり、最後は教室に通えるようになったという例を聞いたことがないわけではありません。でも、残念ながら、そういうケースは本当にまれです。いろんな条件が重なってくれなければ難しいのが現実です。

 わが家の次男が中学校を不登校したときも「学校へ戻りたい」と強く思っていたので、最初のころは保健室登校をしました。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校は終わらない?【不登校Q&A/最終回】

469号 2017/11/1

不登校、いつまで待てばいいの?【Q&A】

468号 2017/10/15

子どもが不登校、私の人生はどうなるの?【不登校Q&A】

467号 2017/10/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…