子どもの電話相談などに取り組む認定NPO法人「チャイルドライン支援センター」(以下、センター)は今年8月、最新の年次報告を取りまとめた。
それによると、2017年度に「チャイルドライン」として受けた電話の着信数は19万8434件と、前年度と比べて1万809件減少した。
フリーダイヤルを通年で実施するようになった2009年度以降、初めて着信数が20万件を下まわった。
背景についてセンターでは「通話契約のないスマートフォンや電話離れが要因のひとつに考えられる」と分析している。
“人間関係”7年連続で最多
着信した電話のうち、電話をかけてきた理由が判明しているのは5万4366件。
内訳をみると、「話を聴いてほしい」が3万9647件(72・9%)と最も多く、「答えがほしい」8819件(16・2%)、「誰かとつながっていたい」2469件(4・5%)と続いた。
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