不登校新聞

191号(2006.4.1)

学校教育って何? 「教育」の逆転【論説】

2019年02月14日 16:23 by shiko
2019年02月14日 16:23 by shiko


 いまアメリカで、兵士としてイラクに派遣され生還した人々がイラク戦争の真実と誤りについて批判の声をあげている。

 「私たちはここで何をしているのか?」戦場で若い兵士が発した問いに、上官は答えられなかったという。

 ブッシュ政権の軍事行動をいちはやく支持した小泉政権によって派遣された自衛隊員のなかでも帰国後自殺者が相次いでいると報道された。同じような懐疑に悩んだのではないか。

 「場」は別だが、学校という場で「自分は何をしているのだろう?」と疑問を抱く子どもは少なくないだろう。

 人間らしく、子どもらしく、自分らしくあることが許されない人間性疎外によって生じる懐疑は共通しているものだ。

 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「発達障害の子どもの進路を考えるために」親子で知っておきたい3つのこと

625号 2024/5/1

「不登校の子どもが1歩を踏み出すときは?」『不登校新聞』代表が語る心が回復する4つの過程

622号 2024/3/15

「不登校からの高校選びに迷っている親へ」現役校長が語る高校選びの際に役に立つ4つの極意【全文公開】

620号 2024/2/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…