いまアメリカで、兵士としてイラクに派遣され生還した人々がイラク戦争の真実と誤りについて批判の声をあげている。
「私たちはここで何をしているのか?」戦場で若い兵士が発した問いに、上官は答えられなかったという。
ブッシュ政権の軍事行動をいちはやく支持した小泉政権によって派遣された自衛隊員のなかでも帰国後自殺者が相次いでいると報道された。同じような懐疑に悩んだのではないか。
「場」は別だが、学校という場で「自分は何をしているのだろう?」と疑問を抱く子どもは少なくないだろう。
人間らしく、子どもらしく、自分らしくあることが許されない人間性疎外によって生じる懐疑は共通しているものだ。
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