不登校新聞

512号 2019/8/15

「私は絶対たけるを守る」人一倍敏感な我が子の入園式

2019年08月09日 11:23 by kito-shin

連載「わが家が目指したのはHSCの安心基地」vol.4

 入園式が始まった直後、息子のたけるがうしろをふり向きました。

 ママと離れること、初めての場所、こと、人、注目されること、どれもたけるがとても苦手で苦痛なこと。ふりむいたその顔はもう、いっぱいいっぱいでした。

 たけるは無我夢中でみんなに合わせて入場したけれど、本当はもう限界を超えている。このままだと泣き始める……。

 次の瞬間、私はそっと席を立ち、たけるの後ろに移動して背中をさすり始めました。「絶対守る!」と言った前日の決意が、考えるよりも先に体を動かしたかのようでした。

 入園式に親が子どもに寄り添い背中をさするなんてあり得ないよね。そう思う自分もいます。

 ときどき、ふと気が緩むと、やっぱりまわりの目が気になり、「甘やかしてる」「過保護」「あ~、それじゃいつまでも自立できないはず」といった声が頭に浮かんできます。

 その声は、きっと私に染みついた世間体からくるもの。でも頭のなかに浮かんできてしまった声との会話は続きます。

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