不登校新聞

515号 2019/10/1

基本指針 不登校の歴史vol.515

2019年09月26日 11:22 by kito-shin

 暮れに成立した教育機会確保法。これがどのように子どもの状況をよくしていくか。また、目指しながら入らなかった法の不十分な点を、3年で見直しの附則を頼りに、どう変えていけるか。新しい期待をもって2017年が明けたのをおぼえている。

 すぐ行なわれたのは、国による「基本指針」の策定である。法律条文は、理念的・抽象的であるため、現場で実際に活かすためには、この基本指針に何が書かれるか重要だ。

 条文に「民間の意見を反映」と述べられているところなど、文部官僚のみで作文しては実現できない。

 このころの文部省フリースクールPTのメンバーは、非常に本気だったと思う。国のフリースクール検討会議の全委員をまわり、東京シューレにもやってきて、現場の状況や課題、何を盛り込む必要があるか、などの意見聴取がていねいに進められた。

 また、パブリックコメントも行なわれ、私はフリースクール全国ネットワークや多様な学び保障法を実現する会、そのほかフリースクールや登校拒否を考える会などの親の会、市民団体からも意見を集め、寄せられた要望を整理し、2月23日に行なわれた基本指針のための文科省ヒアリングに持参した。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

検討会議が込めた願い 不登校の歴史vol.516

516号 2019/10/15

学校へ派遣される弁護士「スクールロイヤー」へ期待できること

516号 2019/10/15

ひといき

516号 2019/10/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

516号 2019/10/15

NGO「ピースボート」のスタッフで、不登校経験者でもある堀口恵さん。「中学...

514号 2019/9/15

不登校の子どもの多くは、学校へ行かない自分を責め、そのつらい気持ちと毎日向...

513号 2019/9/1

不登校経験者10名でタレント・歌手の中川翔子さんにインタビューを行なった。...