連載「記者コラム」


遅刻と言えば石井志昂だと社内では有名です。これまで恐ろしい量の遅刻をくり返してきました。
 
10代のころですが、みうらじゅんさんへの取材は迷子で15分遅刻。糸井重里さんへの取材も開始時間をまちがえ30分間遅刻しました。
 
私は遅刻の多い10代を切り抜け、多くを学んだはずなのに、編集長になってからも遅刻を連発しています。
 
いまでも語り草になっているのは元自民党幹事長・野中広務さん取材での遅刻です。
 
野中さんを取材したいと思いたったのは、野中さんご自身が強い反戦意識を持たれていることに端を発します。本紙では8月15日号企画として取材を依頼。取材場所はある会館の「別館3F 会長室」だと伝えられました。
 
私は取材開始20分前に会館に到着。3Fにあがると、どのお部屋にも表札がない。とりあえず、てきとうに扉を開けると部屋のなかには大きな国民新党元代表の綿貫民輔さんのポスターが。「あ、まちがえた」と思い扉をしめ、隣りの部屋を開けると今度は自民党元幹事長・加藤紘一さんの大きなポスター……。ほかの部屋もなぜか大物政治家のポスターばかり。


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