不登校新聞

465号 2017/9/1

「学び方、生き方はさまざま」総理の一言に 不登校の歴史vol.465

2017年08月30日 12:17 by kito-shin
2017年08月30日 12:17 by kito-shin



 総理に「フリースクールを巣立ってからの夢はありますか」と聞かれて、M君が「アフリカに行きたい」と答えたのに続き、Eさんは「私は小さいころから音楽が好きなので歌手になれたらいいなと思います」と答えた。最後に、Kさんは次のように答えた。

 「私も音楽やアートが好きなので、そこにかかわりながら、不登校していても大人になれることを多くの人に伝えていければいいな、と思っています。今、おっしゃっていただいたように、いろんな学び方、生き方があることを伝えていきたいと思います」。

 Kさんは、「不登校の権利宣言を広める会」を立ち上げ会長をやってきた卒業生だ。3人とも、短い言葉だが、どれほど深い思いで言っているか想像できた。しかし、それが伝わるには、あまりに短い時間しかなかった。

 総理は、Mさんに「今年1月にアフリカのモザンビークなどに行きましたが、たくさんの若い日本人、海外青年協力隊に会いました。ぜひ行ってもらいたいと思います」と言い、Eさんには「歌はつくられていますか。」と質問した。Eさんは「これからつくっていきたいと思います」と答えていた。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

『不登校新聞』のおすすめ

625号 2024/5/1

編集後記

625号 2024/5/1

『不登校新聞』のおすすめ

624号 2024/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…