不登校新聞

465号 2017/9/1

「死ぬしかない」家にも学校にも私の居場所はなかった【手記】

2017年08月30日 18:03 by motegiryoga

摂食障害の経験をもつPN陽子さんの手記を掲載する。どのような苦しみがあったのか、書いてもらった。

 私は中学2年から拒食気味になり、中学3年から過食嘔吐に転じました。そして16歳のときにすべてに絶望して、自らの手で命を絶とうとしました。理由は、自分の居場所がすべて消えてしまったからです。

 当時の私の居場所は、家と学校の2つでした。家は私にとって、居心地のいい場所ではありませんでした。家族関係は複雑で、母は精神的に不安定でした。ささいなことでカッとなると手がつけられない状態になるのです。

“一生、吐いてろ”

 私の症状を初めて知ったとき、母は私を「きちがい」「おかしい」「一生、吐いてろ」と怒鳴り、叩きました。さらに「内申書が悪くなって高校に行けないと困るから、吐いてることは誰にも言うな」とクギをさされました。父は母に「お前の育て方が悪いから陽子がおかしい」と言うだけでした。私は母が恐ろしく、母の機嫌をそこねないようにつとめました。家族にばれないように、毎晩ひそかに吐きながら生活していました。

 こんな状態でもなんとか受験して、地元の県立高校に入学しました。友だちもでき、症状も少し落ち着きました。しかしその平和はわずか数カ月で崩れ去りました。

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