不登校新聞

465号 2017/9/1

ひきこもりの私が「選んだ支援」は…

2017年08月30日 14:38 by kito-shin

連載「あのとき、答えられなかった質問」vol.15

 「ひきこもり中はどんな支援を受けましたか?」と聞かれれば、「自助グループの参加がそれにあたります」と答えます。

 神奈川のひきこもりの自助グループ「step」に最初に参加したのは30歳ごろだったと思います。それまでは母によって精神科や心療内科へ半ば強制的に行かされることはありましたが、自らの意思で行こうと思ったのは「step」が初めてでした。

緊張したが解放感も

 当時はまだ家にパソコンがなかったので、ネットカフェで自助会のことを調べ、WEBメールのアカウントをつくってグループに参加希望のメールを出しました。公共施設の一室で行なわれていた会合に初めて参加するときはやはり少しドキドキしました。でもかんたんな自己紹介のあと、テーマトーク、休憩を挟んでフリートークへと進むにつれて緊張も解け、メンバーとも少し会話を交わせていました。そこで初めて自分のひきこもった経験を話し、またそれを否定されず聞いてもらったときの何ともいえない解放感と安堵感を今でも覚えています。

 「step」は立ち上げたメンバーを中心に参加者自身が、手分けをしてメールの返信、会合の司会などを担当していました。もちろん全員、当事者です。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

“脱ひきこもり”のきっかけは? 経験者の回答

470号 2017/11/15

ひきこもったこと、後悔してる? 経験者の回答は

469号 2017/11/1

ひきこもりの必読書~ひきこもり経験者厳選の3冊

468号 2017/10/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

486号 2018/7/15

僕は本当に苦しかったとき、何も言葉にすることができなかった。でも今なら音楽...

485号 2018/7/1

不登校の未来を見据えた際になにが必要か。「子どもと学校制度のミスマッチをど...

484号 2018/6/15

2014年に解散したヴィジュアル系バンド『ν[NEU]』の元リーダーで、現...