2014年、不登校政策が変わっていきそうだという予兆を受けて、翌年の2015年は、具体的な検討が、かつてなく行なわれた。
ひとつは、「フリースクール等に関する検討会議」であり、もうひとつは「不登校に関する調査研究協力者会議」であり、さらに大きくは「フリースクール等議員連盟」と「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」の合同総会による新法の検討が具体的に進められた年であったからである。
そこで、これらの動きによってどう変わっていくのか。その前に2014年の不登校をめぐる状況をおさえておきたい。
文科省は2014年、「平成25年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」を発表した。そのなかの不登校に関係する部分からピックアップして読者に伝えたい。
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