私は25歳の現役ひきこもりです。小学6年で不登校になり、フリースクールに通いました。フリースクールを卒業したあとは、家ですごしています。
フリースクールにいたころから、気になっていることがあります。それは「働くことができない」ということです。同い年の子の「やっとバイト先が決まったよ」とか「居酒屋のバイトを始めるんだ」という話を聞くと、「なんでそんなことできるの?」と思いました。私は電車で移動するだけでヘトヘトになってしまうのに、なんでそんなに体力があるのか、と。「同じ不登校でも優劣があるのか?」と焦りと不安でいっぱいになるとともに、「自分も働かなければ」と強く思いました。
働いて自由に使えるお金を得れば、親の目を気にせず好きに遊べるし、ほしいものも気軽に買えます。それに、アルバイトをすれば、私という存在を社会が認めてくれると思っていました。「不登校だったし、ひきこもった時期もあるけど、今はフリーターとして働いている」。そう言えるようになりたかったのです。
けれど、それはかんたんなことではありませんでした。
読者コメント
suzumizaki
一般公開 詳細状況がわからないので下記どちらの真実もあり得るのが歯が...