不登校新聞

470号 2017/11/15

熊本より14歳が現場レポート【ただいま別室登校中!】

2017年11月15日 10:55 by shiko

 はじめまして、PN観際メルです。熊本県在住の中学2年生で、現在は別室登校中。

 さて、第1回目は、私の今の状況を書きます。

 私は中高一貫校に通っています。熊本のなかでは高い倍率の中学受験をくぐり抜けて入ったのですが、教室には最初の3日しか入っていません。不登校、保健室登校を経て、別室登校をしています。

 今日に至るまで、さまざまな苦しいことや学校や親への疑問ももちろんありました。さらに、熊本地震の影響も。そこはまた今度ゆっくり書きますね。

 私は朝7時に起床(ちなみに1年前は昼夜逆転)。8時30分ごろ、学校に向かいます。私以外、誰もいない教室で、ひとりで静かに本を読んだり、黒板に絵を書いたり。先生たちが「それ何の本?」と聞きに来ることも。ただ、私は歴史や哲学、社会学の本を好んで読むので、先生たちはたいていドン引きしてどこかへ行ってしまいます。でも“中学生らしい本”を読んでいるときだけ、先生たちは話しかけてくるので、その差がとても滑稽でおもしろい(笑)。

 学校には1時間ほど居て帰宅します。先生たちは安否確認さえできれば安心なようです。その後は自宅で勉強を少しして、ふらっとどこかへ行ったり、ゲームをしたり音楽を聞いたり、好きなことをしています。ブログもやっているので、文章も書いています。

別室登校生活をエンジョイ

 ということで、私はいま、別室登校生活をエンジョイしています。まわりからは“突き抜けている”とか“ヘンだ”と思われているかもしれませんが、別にほかの生徒とちがうことをコンプレックスに思っていないし、むしろちがうということを誇りに思っているくらい。

 学校だけがすべてじゃありません。私には、学校の生徒というポジション以外に求められていることがありますから、教室に入らなくても毎日が充実しているのです。

 これから、私が不登校になるまでとその後、また、私が突き抜けるまでの話を書いていきます。そして、私は登校と不登校のあいだにいるので、独自のニッチな話題も発信していきます。学校から精神的に距離を置いて、私の視点が変わっていった経緯を体感してもらえたらと願っています。


■執筆者:PN観際メル(みきわ・める)熊本県在住。写真は小学生時のランドセル。自身のブログ「中学生メルの哲学レンズ」も更新中。

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