不登校新聞

472号 2017/12/15

LGBTを語りあうのは「ハードルが高い」と思われてる説

2017年12月12日 16:33 by kito-shin

連載「仮説なんですが…」vol.13

ときおり、「当事者としてLGBTや多様な性について話してほしい」と依頼を受けて講演やイベントに呼ばれることがある。

 最近、そんな場で参加者から「何もわからないのですが」とか、「まだまだ勉強不足なんですが」と前置きする姿をたびたび見かける気がする。

 「LGBT」という単語は、この数年でテレビや全国紙でもひんぱんに取り上げられるようになった。同性を恋愛の対象にする人、生まれつきの身体の性別とはちがう性を生きる人。自分の性別をどのように認識するか(性自認)、恋愛や性愛の対象が誰か(性的指向)は人の数だけさまざまなのだということが少しずつ認知されてきている。

 一方で、当事者ではない人たちがLGBTについて「まちがった言動をとらないようにしなければ」と対応に悩んでいるという声も聞く。

疲弊した理論武装

 10代のころ、私は同性を好きになるのは「まちがっている」と感じ、みんなと同じように異性を好きになることが正しいと思い込んでいた。それにまつわる言葉を発することは恐怖であり、自らへの嫌悪感も伴った。

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