不登校新聞

477号 2018/3/1

ひきこもる時間は、私の心と向き合う時間でした【ひきこもり当事者に聞く】

2018年02月26日 16:12 by kito-shin



 大学卒業後にひきこもった経験を持つ松原ゆきこさん(34歳・仮名)のインタビューを掲載する。聞き手・編集は、子ども若者編集部のPN猫田良子さん。

――どんな子ども時代を送っていましたか?

 物心ついたときから両親の仲が悪くて、毎日のようにけんかをしていました。私はすごく不安で、「自分が何とかしなきゃいけない」と思って、仲を取り持とうとがんばったのですが、うまくいかなくて。

そのうち、「両親の仲が悪いのは自分のせいなんじゃないか」と考えるようになって、罪悪感みたいなものを持つようになりました。

他人の顔色、気にしてしまう

 学生時代は小学校から大学まで、ずっとつらかったです。家庭の不和が影響して、うまく人間関係が築けませんでした。両親の顔色をいつもうかがっていたので、学校でも友だちの顔色がすごく気になってしまい、自分の意見を言えなかったんです。

 まわりの子からは「あの子は明るくて優しくて、何をしても怒らない子」みたいに思われていましたが、そのせいで相手から下に見られて、雑にあつかわれることが多くありました。ほかのみんなには優しい子も、私にだけはきついツッコミを入れてきたりしました。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校の私の味方は自由で静かな「夜」でした【不登校当事者手記】

482号 2018/5/15

不登校から6年間、私が本当に望んでいたこと【不登校経験者手記】

482号 2018/5/15

家族全員不登校、学校へ行かずに育つのも常識になればいい【特別企画・親子ともに不登校~息子編】

481号 2018/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

482号 2018/5/15

かたくなに精神科に行くことを拒んでいた私が、みずから行こうと思ったのは、自...

481号 2018/5/1

『不登校新聞』創刊20周年号を発行する日を迎えることができました。読者のみ...

480号 2018/4/15

伊是名夏子さんには生まれつき骨が弱く骨折しやすい病気を持っている。しかし「...