「フリースクール等に関する検討会議」の第4回会議は、年度があらたまり、2015年4月14日に開催された。これは、不思議といえば不思議な会議だった。事前に知らされてはいたが、平行して持たれていた「不登校に関する調査研究協力者会議」と合同で開催されたからだ。
こちらの有識者会議は、1992年、2002年と最終報告を出し、今回第3次と言える国の不登校政策の根本を決める会議だった。そして、これまで「学校復帰を前提」とする最終報告を出してきているため、学校以外の学びの在り方を認める方向での検討と、どう折り合いをつけるのか、前年11月の国のフォーラム以来、とても気になっていた。
フォーラム後、折り合いへの質問に文科省職員の答えは「いずれ一本化します」だった。でも2つの会議が始まって、そんなに一本になる気配はなかった。もしかしたら、この合同会議は、そんな意味の一本化の伏線なのか、と勝手に私は勘ぐってみたりもした。
そして、ふっと気がついて、会議のやり方に要望を出した。それは、不登校をした当事者の若者とその保護者の生の体験を全委員の人に聞いてもらいたい、ということだった。そして、それは、合同会議が適切と考えた。
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