不登校新聞

490号 2018/9/15

「利己的行為は結局、自己の利益を損なう説」【本田由紀/仮説なんですが】

2018年09月19日 10:43 by kito-shin

連載「仮説なんですが…」vol.25

 他者の視点を欠いた利己的行為は、結局は自分の利益を損なうことになる。

 仮説というよりもあたり前の事実かもしれないが、そのあたり前のことをあらためて噛み締めておかなければならないような事態が、あらゆるところで起きている。

 たとえば、歪んだ権力者が、みずからへの批判を封殺しようとしてメディアや言論への統制や監視を強めたり、自らの不正に関する記録を隠ぺい・改ざんしたりすれば、それは結局はその権力者が掲げる(しばしばまちがった)政策などの修正や改善をも麻痺させることになり、その権力者が君臨している集団ごと衰退したり破綻したりすることになる。

 たとえば、利益を最大化したい経営者が、労働者を安く使い倒そうとすれば、結局は疲れ切った労働者によって製品やサービスの質は低下する。あるいは、法やルールをすり抜けて、品質を偽った製品やサービスを市場に出せば、結局は信用を失って、収益は低下する。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

子どもが乱発する無愛想な返事、もしかして理由があるのでは

509号 2019/7/1

ひきこもりは自己治療説【仮説なんですが】

507号 2019/6/1

「不登校を抜けるきっかけ」親の提案が子どもにウケない理由

505号 2019/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

510号 2019/7/15

参議院議員通常選挙に際し、『不登校新聞』では各政党に不登校に関する現状認識...

509号 2019/7/1

僕は18歳から25歳まで、7年間ひきこもった。その理由は自分が祖母を「殺し...

508号 2019/6/15

5月19日(日)、東京都文京区にて『不登校新聞』子ども若者編集部主催のイベ...