不登校新聞

490号 2018/9/15

「いってらっしゃい」と言いたくて ひきこもる子を持つ親の本音

2018年09月19日 10:36 by kito-shin
2018年09月19日 10:36 by kito-shin

 「私の夢は娘に『いってらっしゃい』と言うことです」と語る島本奈津子さん(仮名)にお話をうかがった。島本さんには17歳になる不登校中の娘がいる。娘さんとの生活や、母親として今考えていることなど、話していただいた。

――娘さんは今、どのようにすごしていますか

 外出はほとんどせず、1日中家にいます。

 昔から、周囲をすごく気にする子でした。学校では先生がほかの子どもを怒っているのを見て怖くなったり、テストでは100点を取らなきゃいけないというプレッシャーに苦しんだりしていました。そうしたことが重なって、小学1年生から行きしぶるようになり、中学からは、ほぼ学校へ行かないですごしています。

 家ですごしていても気持ちが楽になっているようには見えないです。「つらい」「死にたい」「失敗した」と口ぐせのように言っています。学校へ行けない自分を責めているんだと思います。

 無理はしてほしくないんですが、家にいても気がめいるだろうと思って、私は買い物や、実家に行くときなどに声をかけています。ほとんどフラれてしまいますが、本人に行きたい気持ちがあるときはいっしょに行ってくれます。

外出前には・・・

 急に誘ってもダメなんです。娘には出かけるために必要なルーティンがあるんですね。だから「あさっての何時ごろ、どこどこに行くよ、よかったら来る?」というふうにくわしく伝えます。気が乗ったときは、前日の何時にお風呂に入って、何時にトイレに行ってと、いろいろ準備してくれます。

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