08年8月29~31日にかけて、「シューレ大学国際映画祭―生きたいように生きる―」が開催される。シューレ大学の学生が手がけた作品のほか、一般公募も行なった今回の映画祭のテーマや見どころなど、シューレ大学の信田風馬さんに執筆いただいた。
オルタナティヴ大学「シューレ大学」は8月29日から31日の3日間にわたり、「シューレ大学国際映画祭―生きたいように生きる―」を開催する。
映画祭に先立ち、上映作品の一般公募も行なわれ、特別選考委員としてお呼びした映画監督の原一男さんと学生がともに選考を行なった。
映画祭では、主催するシューレ大学の作品や、海外のオルタナティブスクールからの作品、原一男監督の推薦作品などを上映する。
実体験からの問題提起
映像製作はシューレ大学のなかで盛んな活動の一つである。映像の内容はさまざまだが、生きることの意味、家族との関係など、製作者自身の切実な題材をテーマにした「自分からはじまる」映像づくりが大切にされている。多様な映像が制作されるなか、映像制作のプロジェクトでは「シューレ大学で映画祭を開催したい」という声がもりあがった。自分たちと同じように、内側から湧き出るような思いで映像をつくっている人がほかにもいるのではないか、そんな人々と出会い刺激をしあいたい、またそのような作品を自分たちや一般の人が見られる機会をつくりたい、そんな思いからシューレ大学映画祭は企画された。
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