8月22日(土)~23日(日)、「登校拒否・不登校を考える夏の全国大会」が開催される。今年は山口県宇部市にある「宇部フロンティア大学」が会場だ。「当事者の声から学ぶ」をスローガンに、1990年より毎年夏に開催されてきた全国大会も今年で26回目。
 
 注目は、初日の記念講演「私の中の当り前~話し合ってみませんか」だ。登壇するのは、女優の樹木希林さん。本紙400号記念インタビューが縁で実現した今回、通常の講演会とは異なり、質問形式でのやりとりを通じて行なわれるという。テーマは「当り前」。「世の中の当り前」と「私の中の当り前」はちがうはずなのに、うまく折り合いがつかない。そんなときにどうしたらいいのか、という質問から始める予定だが、主催団体である「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」では、樹木さんに聞く質問そのものを参加者から募集するという。
 
 2日目には講演会「子どもの特性を理解するとは~不登校と発達障がい・ひきこもりを考える」が予定されている。講師は高岡健さん(児童精神科医)と小道モコさん(自閉症スペクトラム当事者)。「発達障がいとは何か」「周囲はどのように理解し、サポートすればいいのか」という専門的な話から、「当事者がどのようなことを感じているのか」といった多岐にわたる話題を取り扱う。
 
 そのほか、不登校を経験した子ども若者のシンポジウム、不登校の子を持つ親のシンポジウム、「自己肯定感」「医療」「進路」など10のテーマ別分科会も行なわれる。医師、カウンセラー、弁護士など、不登校に長年携わってきた専門家が一堂に会する機会だ。
 
同時開催 子ども交流合宿
 
 全国大会と同日・同会場では「子ども交流合宿」も開催される。ソフトボールなどの球技大会、カード・テレビゲーム大会のほか、バスハイク&鍾乳洞探検といったプログラムが予定されている。全国各地から不登校の子どもが集まり、共通の趣味や話題を通じて友人をつくる場としても毎年大きな盛り上がりを見せている。例年、親は全国大会、子どもは交流合宿と、親子で参加する家族も多い。申し込み締切は7月24日。03・3906・5614(担当・野村)まで。


日 時 8月22日(土)~23日(日)
会 場 宇部フロンティア大学
    (山口県宇部市文京台2-1-1)
    ※宿泊は「ココランド山口・宇部」
参加費 【宿泊】
    大 人/1万8500円(1泊2食・懇親会費込)
    子ども/1万7500円(1泊2食・懇親会費込)
    【日帰り】
    大 人/3500円、子ども/2500円
    ※2日目昼食(お弁当)注文は別途700円
    ※子ども交流合宿はプログラムによって別途、要参加費
宿 泊 先着150名
締 切 申込締切は7月24日
内 容 【22日】①アトラクション(「JERRY BEANS」演奏)、
         ②基調講演「不登校が引き寄せる未来」
         ③子ども若者シンポジウム「不登校、今・むかし~山口で育った若者たち」
         ④記念講演「私の中の当り前」ほか
    【23日】①テーマ別分科会②講演会「子どもの特性を理解するとは~不登校と発達障がい・ひきこもりを考える」
        ③親シンポジウム「子どもとともに成長して」ほか
講 師 樹木希林さん(女優)、高岡健さん(児童精神科医)、小道モコさん(自閉症スペクトラム当事者)、西村秀明さん(臨床心理士)、内田良子さん(心理カウンセラー)、森英俊さん(小児科医)、奥地圭子さん(東京シューレ理事長)、多田元さん(弁護士)ほか
主 催 「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」 「フリースクール全国ネットワーク」
共 催 宇部フロンティア大学
連絡先 03-3906-5614(FAX兼)
     info@futoko-net.org