不登校新聞

205号 2006.11.1

性同一性障害とアスペルガーを抱えて 当事者インタビュー

2015年12月21日 12:45 by nakajima_


 今回は、アスペルガー障害と性同一性障害という2つの障害を抱える方のインタビューを掲載する。家庭や学校のなかで感じた疎外感や息苦しさを踏まえ、今取り組まれている絵本づくりと、どうつながっているのか、うかがった。

――アスペルガー障害(注1)と診断され、どう思われましたか?
 「まちがいないだろうな」と率直に思いましたね。幼少のころから、僕の話が家族にも先生にも通じないんですから。たとえば、僕は「記憶」というものに関して非常に敏感というか。ちょっとしたことでも、まるで風景を写真で撮るように、はっきりと記憶してしまうことがあるんです。だから、学校から帰ってきて部屋のようすが変わっていると、すぐ気づくんですよ。本棚の本の向きが変わってるとか、そういう小さなことなんですけどね。

 なので、親に言っても、理解してもらえないんです。算数も苦手でした。計算をする場合、式が映像として頭に入ってきて、フッと答えが出てくるんです。でも、先生には「こういうやり方は教えていない」と言われてしまうから、算数がきらいになった。3年前、きちんと発達障害であるという診断を受けた直後は、「ほら、僕が言ってた通りじゃないか」って親に怒りをおぼえましたね(笑)。

――学校との関係は?
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校した本人たちが挙げた4つのイヤだったこと

506号 2019/5/15

「本人の努力次第ではない」発達障害で50年、生きてきた私の半生

506号 2019/5/15

「ともに苦しんでくれた」それが不登校の私に最も必要だった

505号 2019/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

506号 2019/5/15

シングルマザーの母親と不登校の娘を描いた漫画『たそがれたかこ』(講談社)。...

505号 2019/5/1

発達障害、家庭内暴力、不登校、ひきこもり、うつ病などを経て2011年、「も...

504号 2019/4/15

千葉県習志野市で行なわれたシンポジウム「私にとっての不登校」では、不登校経...