不登校新聞

486号 2018/7/15

全員歓迎のハイテンションが通いづらさを生む説

2018年07月13日 17:36 by kito-shin



連載「仮説なんですが…」vol.23

 「誰もが来られる居場所」が苦手だ。集団が苦手というのもあるが、「誰もが来られる居場所」のなかで自然に形成されることがある高いテンションのグループが苦手なのだ。別に同じテンションですごすことを強要されるわけではない。しかしハイテンションなグループが近くにいるなかで、ひっそりとそこに居続けることは独特のしんどさがある。

 地域の「子ども食堂」に参加したことがある。場を切り盛りしているハイテンションなおばさんたちや会場を駆けまわる子どもたち。そして子どもたちと取っ組み合いながら遊ぶおじさん。客観的に見れば微笑ましい光景であり、おそらくその「ハイテンション」が必要なのかもしれない。しかし、そのテンションに同調することは自分にとってそうとうな負担だ。自分と同じような心持ちの人は、それを察して、そもそも来ないのではないだろうか。ここに「誰もが来られる居場所」に来られない人がいる、という不思議な現象が起きる。わたしも最近は行っていない。

 高いテンションは場を支配する。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

自虐ネタで幸せになれない、ふたつの理由

555号 2021/6/1

働くことがずっと怖かった私が見つけた「楽しく働くための条件」

554号 2021/5/15

やりなおしがきかないのは「歯」、5年ひきこもった経験者の実体験

553号 2021/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

559号 2021/8/1

小学生の不登校は直近5年間で倍増しています。当事者は、どんな思いで学校から...

558号 2021/7/15

コロナ禍で不登校が増えていると言われています。1年以上に及ぶ子どもたちはコ...

557号 2021/7/1

俳優やモデルとして活躍するゆうたろうさん。不登校だった際に苦しかったことや...